窓をリフォームする動機付け
2022年12月12日
先月発表された窓の断熱改修に対して1000億円の補助金、リフォームにかかる費用の最大約半分を補助してくれると言う、窓を取り扱う会社にとって大変有難いお話です。
日本がカーボンニュートラルを達成するには、色々課題がありますが、自動車以外に大きな要素となるのが、建物です。
既存の建物のエネルギー効率を高めるのに効果的なのが、「窓の断熱性を高めること」です。
今回の補助金は、「窓の断熱性能を高めたい」と思っている人にとっては朗報ですが、窓の断熱性能を高める必要性を感じていない人にも窓をリフォームをしてもらわないと、カーボンニュートラルに近づきません。
窓の断熱性を高めたいと考えている人の動機は、
①冬になると窓の周辺が寒くて困っている
②冬の朝、窓ガラスに大量の結露が発生して拭き掃除が大変
③1年を通して冷暖房に伴う電気代を節約したい
④夏に窓から入ってくる日射熱で、室内の窓付近が暑い
⑤カーボンニュートラルに貢献したい(環境に優しい生活を実践したい)
と言ったところでしょうか。
こういう動機以外で窓をリフォームした結果、窓の断熱性が高まってカーボンニュートラルに貢献した、と言うのもありかと思います。
例えば、大型の幹線道路沿いで音がうるさいので、なんとかしたいと考えていた人がいるとします。
防音対策として内窓を考えた際、内窓に使用するガラスは、断熱性能に優れたものである必要はありません。
ですが、補助金対応のガラスにすることで、内窓の価格は上がるけれども、補助金をもらえば、結果、安く済み、騒音対策はもちろんのこと、窓の断熱性能があがって節電になり、カーボンニュートラルに貢献する、みたいな。
色々と方法を考えて予算を活用して、人々の生活の課題を解消しつつ、カーボンニュートラルに貢献するビジネスモデルを構築をすすめます。