【第20回】ギリシャから建材を取り寄せてみました

2019年05月23日

ギリシャの把手

こんにちは。
今回はイノベーションラボ「ギリシャ編」です。

昨年11月、東京ビッグサイトで行われた建設資材展「第40回ジャパンホームショー」に行ってきました。
今回の展示会には「EU Green Gateway プログラム」(駐日欧州連合代表部主催)というものも開催されていました。
このプログラムはエネルギー、環境、医療、建築、鉄道の5分野を対象として、欧州の中小・ベンチャー企業と日本企業のビジネス協業を促進するための商談会です。

今回はスペインとギリシャの建築資材メーカーと商談をすることができ、ギリシャの企業から商品のサンプルを取寄せることにしました。

取寄せたのは、「ガラスのドアに使う把手」です。

専門的になりますが、把手は鍵付きになると吊元の指定が発生します。
吊元とは、ドアを正面から見たときに右と左のどちらを軸にするのかを表したものです。
そのため、右と左の注文を間違えると使えなくなってしまいます。

ですが、取寄せたこの商品は現場で右吊元用の把手にもなるし、少し把手の中を操作すれば左吊元用の把手にも変更できる優れモノなのです。
そして把手の表面の金属プレートを交換することで意匠性も変えることが出来ます!

言葉で書くと簡単そうですが、こんなにフレキシブルな機能を持った把手は日本にありません。
とても画期的なのです。

実際にこの商品を施工してお施主様に喜んでいただけるようであれば、取扱い商材に加えようかとひそかに考えています。